2010.9.13up

歴史ある「燕岳クラシックコンサート」に、今夏も音楽院生が出演 !! (2010.8.28)

 当日は朝7時に音楽院に集合して、燕山荘の方が手配してくだったバスで、燕岳登山道入口の中房というところまで向かいました。  そして、燕山荘の赤沼健至オーナーの先導で9時頃登山開始、途中でお昼休憩なども取りながら、14時半に頂上近くにある山荘に着きました。

 その後、山荘でオーナーと一緒にケーキをいただいて、16~17時まで最終リハーサルをしました。  夕食を挟んで19時半から本番です。曲は、モーツァルトのディヴェルティメントK.136やチャイコフスキーの弦楽セレナーデなど、  馴染みのあるクラシックを中心に選びました。また、今年は、スペシャルゲストとして、スズキ・メソード松本支部でヴァイオリンを学ぶ、  小学4年生の根津葵さんも出演し、バッハのa-mollを弾いていただきました。とてもよかったですよ。

    ちなみに、プログラムをご紹介しましょう。
  • モーツァルト:ディヴェルティメントK.136 第1楽章
  • バッハ:「管弦楽組曲第3番」よりアリア
  • ハイドン:チェロ協奏曲第1番 第1楽章(チェロ独奏:山田慶一)
  • チャイコフスキー:弦楽セレナーデ 第2楽章
  • アンダーソン:シンコペーテッドクロック
  • ビゼー:「アルルの女」よりファランドール
  • バッハ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 第1楽章(ヴァイオリン独奏:根津葵)
 翌朝、朝食前に有志で山頂まで登り、8時半に下山開始しました。13時頃に下山後、 温泉に入って打ち上げも兼ねたお昼ご飯をいただき、またバスで音楽院まで送っていただいて解散となりました。

燕岳クラシックコンサートが
始まるきっかけを作った
カメラマン の林宰男さん

 このコンサートが始まったきっかけは、山の夏が終わって紅葉の季節まで登山する方が減ってしまうところ、山の上のコンサートというイベントをすることでお客様を増やし、少し涼しくなった時期の山の景色も多くの方々に楽しんでもらいたいという、先代のオーナーの思いから始まったとのことです。
 才能教育研究会が会員向けに発行している季刊誌の編集部によると、26年くらい前に、当時、麓の中学生たちが登山した記念に頂上で撮影していたカメラマン(林宰男さん:季刊誌の表紙の写真を長く担当されています)が、ある時に先代オーナーとの間で、この山小屋でクラシックの生演奏をしてみてはどうだろうか、ということから話が弾み、林さんが才能教育研究会の青木謙幸理事(当時)に相談したことから、音楽院生が参加することになったそうです。それ以来のお付き合いで、今年は26回目。私たちの生まれる前から、音楽院の大先輩たちが関わってきた歴史的なコンサートになります。信州松本ならではのコンサートでもあります。
 コンサートは、毎年8月の第4土曜日に開催しており、それに合わせて毎年登山される方もいらっしゃるそうです。最近は、北アルプスのいくつかの山小屋で、同時期に音楽祭を開催していますが、「燕山荘クラシックコンサート」が歴史も長く、来場者も多い人気のコンサートになっていると聞きました。
 特に数年前にNHKの「小さな旅」で取り上げられた直後は、山荘の定員いっぱい(600名程度)の登山者があり、聴けない人もいるほどだったそうです。
なお、今回のコンサートの様子は、いち早く燕山荘のホームページでも紹介されております。合わせてご覧ください。 http://www.enzanso.co.jp/tuushin/2010/20100831.html
また、来年も8月の第4土曜日にコンサートがあると思いますので、雲の上で一度皆さんも聴いてみませんか?

レポート 福田優史 (音楽院生チーフ)